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育樹祭 パートⅡ

リファイン課 杉本隆夫

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妹が生まれると授乳があるので赤ちゃんを背負って母は山仕事に行く、、、

大きな岩の中に寝かして仕事をするので私達は子守役。山頂に雷が鳴り始めるとものすごい音がするので
、大きな音におびえながら岩の中に逃げ込んで一緒に泣いていた。

年老いた父がある時山仕事に行ったら、八頭のイノシシに囲まれてしまい絶対絶命かと思った父は、
腹の底から大きな声をだしてイノシシ達を振り払った話も聞きました。
また、山にはマムシもよくでるので何匹も捕まえて売っていたそうです。

雪降りの日でも父は山仕事も休まなかった。
腰まである雪の中、家族連れだって山へ行くのを村人たちは障子の穴から見ておられたと
母は涙ぐんでよく話をしていた。

山の風景は美しいが、山を守り続けて来た村人達の苦労ははかりしれない、、、
それゆえに建築材料の廃材を見ると燃やされるのがもったいなくて小さな半端でも使えないだろうかと思ってしまう。

美しい清流は森によって作られ、守られ、流れて海を豊かにしているそうです。

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